2008年5月19日月曜日

オリエンタルシティさようなら

ロンドンの北部に、オリエンタルシティという郊外型のシッピングセンターがあります。
昔はヤオハンというデパートだったのですが、それが潰れて、新しくオリエンタルシティという名前になってからしばらくたちます。
その名の通り、中国、韓国、日本、ベトナム、タイランド辺りの食べ物や商品を売っていて、屋内型チャイナタウンみたいな感じです。

地下鉄ノーザンラインのゾーン4、というあまりなじみのない地域にあるので、ほとんど行く機会はなく、行ってもなんとなくぶらついて、ラーメンを買って帰る、という程度なのですが、がらーんとしたあまりかわいげのない建物内に、色とりどりのごちゃごちゃした店が並んでいるのは、一つのロンドンの「風景」だと思います。

さて昨日、たまたま車でそっちの方向に行っていて、例の「ついでだから」というのりで、オリエンタルシティに行きました。また特別に用事があったわけでもないので、ラーメンのストックを買い、チョコレートのお菓子と、ドライマンゴーを買って、帰ってきました。
展示会ホールの様なところには、ツボとか陶器の置物とかが大々的に売っていて、全部70%オフとか。

どうやら今年の6月1日で、ここがまた閉まってしまうんだそうです。

確かに、景気は良さそうではないので、「あーやっぱりな」という感じがぬぐえなかったのですが、閉店を知ったとたんに、きらきらした髪飾りやアクセサリーなどを売っている人たちの顔に勝手に哀愁を感じてしまいました。

次はどうやら、B&QというDIY製品を売っている大型チェーン店になるようですが、そうしたら私もこの建物に来る用事がいよいよなくなるなぁ、、と思いました。

ちなみに、カーパークから、建物の入り口に入るところに、ドリアンを売っているストールがあり、入るときにいつも「おぇっ」っとなりつつも、「ちょっと食べてみたいかも」と思ったりしていたのですが、昨日はこのドリアン屋さんも閉まっていました。

この大量の商品とか、働いている人とかどうなるんだろうなぁ、、としみじみしながらジャイアントカプリコ(ストロベリー味)を食べたエデュ子でした。



2008年5月16日金曜日

エディ子は悲しんでいます・・

北京で大地震が起き、ビルマでサイクロンに見舞われ多くの死者、けが人、行方不明者が出ていますね。。
天災って本当に怖いと実感します。

エデュ子は、関西大震災を体験したので痛烈に怒りを覚えたことを書きます。
ロンドンで生活していると、日本の情報をチェックできるのはオフィスワークをしているエデュ子にとってはインターネットになります。毎日の話題の見出しで日本でリアルタイムに起こっている事柄を毎日チェックしているのです。

ある日、隣のエデュ子が 「ねえねえ、北京の大地震のことが記事に載っているけれどこれが東京で起こったら死者がもっと多かっただろうって書いてあるよ。今、中国で困っている人にちょっと失礼じゃない?」と言ってきた。
思い出した、私が関西大震災に直撃された直後にも緊急ニュースで、「今、都心で地震がきたらどうなるか」という議論や統計を出して喋っているニュースがあった。その時に、物凄く悲しくなったのと怒りを覚えた。
「北京ではこれくらいの死者がでたけど、東京だったらこんなに出るだろうから、それだけで済んでよかったね」としか聞こえない。

私は、そうではなくて今現在困っている人のため私達ができることを呼びかけて欲しいなあと思います。
「しかし、中国ではこんなんだったけどこっちに来なくて良かったーー」

と思わせてしまうのは、とても恥ずかしいことではないでしょうか。

せめて、日本も同じ被害にあったらどうなるかという予測はもっと落ち着いてからにして欲しい。

タイランドで起こった津波の時もそうだったけど、日本のテクノロジーは発達しているのだから仲間であるアジアの未発達部分の協力をもっと積極的に行って欲しいです。
つっこんで言うと、その頃歩いて喋るロボットの発表会をやっていたのですがそれよりも、発展途上の国へ天災の大被害を防ぐために予想観測機をつける等、発展の手助けをしてほしいなあと感じました。

複雑な気持ちのエデュ子でした。